月の文庫ブログ

月野文人です。異世界物のファンタジー小説を書いています。このブログは自分がこれまで書き散らかしたまま眠らせていた作品、まったく一から始める作品など、とにかくあまり考えずに気の向くままに投稿するブログです。気に入った作品を見つけてもらえると嬉しいです。 掲載小説の一覧(第一話)はリンクの「掲載小説一覧」をクリックして下さい。よろしくお願いします。 

ファンタジー小説-逢魔が時に龍が舞う

逢魔が時に龍が舞う 第3話 制服の少女

道路を挟んで北側に剣人と風花、南側に渡と前線に到着した宗方分隊指揮官。ビルの影に隠れて敵が現れるのを待ち構えている。 すでに戦闘態勢に入っている四人。その体からは光が立ち昇っている。光は彼らの戦闘力の源である精霊力だ。剣人のそれは薄黄色。黄…

逢魔が時に龍が舞う 第2話 第七七四特務部隊

すっかり夜も更けた時間だというのに周囲は昼間のような明るさだ。環状六号線沿いに並ぶ街灯。その両側に建つ建物の明かりがそうさせていた。 『鬼』という存在が現れるようになってからもう十年以上の時が経つ。夜の闇の中で活動する鬼と戦う為に、旧都心の…

逢魔が時に龍が舞う 第1話 逢魔が時

黄昏時。空を染めていた夕日の色も今は東から伸びた藍色によってかなり西に押しやられている。人の心を惹きつけた空を彩る橙と藍の二色の美しいグラデーション。それももうすぐ終わりの時間だ。間もなく夜の闇が空を完全に覆うことになる。 その光景を最後の…