月の文庫ブログ

月野文人です。異世界物のファンタジー小説を書いています。このブログは自分がこれまで書き散らかしたまま眠らせていた作品、まったく一から始める作品など、とにかくあまり考えずに気の向くままに投稿するブログです。気に入った作品を見つけてもらえると嬉しいです。 掲載小説の一覧(第一話)はリンクの「掲載小説一覧」をクリックして下さい。よろしくお願いします。 

更新!「月の文庫ブログ」掲載小説一覧

月の文庫ブログにて掲載している小説の一覧です。話数が増えてくると、ブログ形式では第一話を探すのが面倒かと思って、このページを用意してみました。 少しずつですが掲載小説は増やしていきたいと思っています。応援よろしくお願いします! @ayato_tsukin…

悪役令嬢に恋をして #28 向けられた悪意

舞踏会での騒動は、リオンを大いに動揺させていた。 リオンは、確実に物事は好転していると思っていた。ヴィンセントは身分の低い生徒たち限定とはいえ、多くの人たちに慕われるようになっている。エアリエルとアーノルド王太子の距離は、リオンが驚くほどの…

悪役令嬢に恋をして #27 学内舞踏会

校舎の中を貴族の使用人たちが慌ただしく動き回っている。今日行われる舞踏会の準備の為だ。女子生徒たちは特に晴れの舞台を前にして、準備に余念がない。使用人たちが忙しくしているのはその為だ。 学院開催の舞踏会は、貴族としての嗜みを身に付ける為の授…

悪役令嬢に恋をして #26 手に入れた武器

平民の生徒たちとの接近はリオンにも良い影響を与えている。 平民が王国学院に入学するには、かなり厳しい試験に合格する必要がある。元々、平民であっても国政の場に登用するだけの価値があるかどうかを入学段階で試すという意図だったので、その難しさは並…

異伝ブルーメンリッター戦記 #45 物語の分かれ道

会場にいるほぼ全ての生徒たちが踊りに参加している。その様子を壇上から眺めているエカードは満足そうだ。これがエカードの望んでいた形。学院行事のお祭りは貴族の生徒たちと平民の生徒たちとの間にあった垣根を取り払い、全員が楽しめるものになっている。…

異伝ブルーメンリッター戦記 #44 登場人物がまた増えた

ユリアーナの卑劣な謀を知っても、それに怯えることなくクラーラは活動を継続している。実際に襲われることになっていれば、また違った決断をしたのかもしれないが、ジグルスのおかげでその身を傷つけられることはなかった。以前よりも闘志を燃やしているく…

異伝ブルーメンリッター戦記 #43 チート主人公と魔人は紙一重

エカードは学院を一つにまとめることに苦心している。それを実現する為の土台は出来上がっている。リーゼロッテとタバートの二人と話し、自分の意思を伝えた。どちらも、リーゼロッテは積極的ではないが、同意は得ている。平民の生徒たちとは接する機会を増…

異伝ブルーメンリッター戦記 #42 敵味方の役柄は変えられるのか

クラーラは何者なのか――これを考える人はいない。仮にいたとしても答えは見つけられないはずだ。それが出来るのはジグルス・クロニクスただ一人。彼だけが答えを導き出せる、その彼も答え合わせをすることは出来ないが。 活発になったクラーラの行動はまるで…

異伝ブルーメンリッター戦記 #41 主要キャラの初恋?

ジグルス・クロニクスとは何者なのか――自分が転生者だと知り、そうでありながら特別な才能を有していないと思い知った時からジグルスはそれを考えていた。さらにこの世界がゲーム世界であり自分の名は登場人物にはないと知ったあとは、その考えに囚われてい…

異伝ブルーメンリッター戦記 #40 見えなくなった物語の行く末

ジグルス・クロニクスとは何者なのか―― リリエンベルク公爵家従属貴族クロニクス男爵の一人息子。母親はエルフだと噂されている。貴族家の嫡子としては滅多にいるものではない。少なくとも過去、ローゼンバッツ王立学院にそういった生徒が入学したことはない…

異伝ブルーメンリッター戦記 #39 モブキャラの教え

エカードの命令に従って、ということにして、ジグルスについての情報収集を始めたクラーラ。その行動は精力的だった。 まず行ったのは徹底した聞き込み。ジグルス・クロニクスという生徒を知っているか、知っているなら彼がどういう人か知っているか。彼に関…

異伝ブルーメンリッター戦記 #38 モブキャラに向けられる目

リーゼロッテは今日も放課後の部室に一人で残って、考え事をしている。考えているのはジグルスのこと。だが今日はこれまでとは考える内容が違う。何故、ジグルスに心を惹かれるのか。その答えはもう得られたのだ。 ユリアーナとジグルスの立ち合いを見ていた…

異伝ブルーメンリッター戦記 #37 モブキャラの覚悟

授業中は以前と同じように自身の存在感を消し去っているジグルス。だが実技の時間である今は、さらに強く意識して気配を消している。立ち合いなどに参加させられことなく、授業の見学していたいからだ。 怠けたいからではない。授業はサボっているが、見学し…