月の文庫ブログ

月野文人です。異世界物のファンタジー小説を書いています。このブログは自分がこれまで書き散らかしたまま眠らせていた作品、まったく一から始める作品など、とにかくあまり考えずに気の向くままに投稿するブログです。気に入った作品を見つけてもらえると嬉しいです。 掲載小説の一覧(第一話)はリンクの「掲載小説一覧」をクリックして下さい。よろしくお願いします。 

更新!「月の文庫ブログ」掲載小説一覧

月の文庫ブログにて掲載している小説の一覧です。話数が増えてくると、ブログ形式では第一話を探すのが面倒かと思って、このページを用意してみました。 ※2019年11月20日「全話一覧」へのリンク追加 少しずつですが掲載小説は増やしていきたいと思っています…

SRPGアルデバラン王国動乱記~改~ 第142話 来訪

モルクインゴンの街に大きな動きはない。新たな戦いに向けての動きがないだけで、崩壊した砦の再構築作業などは行われている。モルクブラックバーン家の戦いは防衛戦。山岳地帯への侵攻など出来ない、行っても大きな被害を出すだけなので、ゲルメニア族側か…

SRPGアルデバラン王国動乱記~改~ 第141話 葬送

王都で会議が開かれる半月前――エリザベス王女拉致事件の発生から、現地では何度も作戦会議が行われていた。だがいくら会議を重ねても、妙案は出てこない。逆に、救出作戦の成功を困難にする事実が増えるばかりだ。それでも諜報部は諦めることなく、調査を続…

SRPGアルデバラン王国動乱記~改~ 第140話 動き出したロジック

レグルスの行動範囲が広がった。これまでは牢の中と、その牢のすぐ前の広場だけが行動範囲だった。たまに、レグルスにとっては意味不明の食事会に参加することがあるが、その場所は行動範囲とはレグルスは考えない。食事会の参加は強制されたもの。自由に動…

SRPGアルデバラン王国動乱記~改~ 第139話 残された人々 その三

レグルス戦死の情報が王都に届いたのは戦いから三か月後のこと。伝令の移動速度を考えると、一か月以上、ブラックバーン家は報告を留めたということになる。意味があってのことではない。戦場を分析し、生きている可能性はないと判断するまでに必要な期間。…

SRPGアルデバラン王国動乱記~改~ 第138話 戦士の休息

砦から退却したドミニク率いるモルクブラックバーン家軍。そのままモルクインゴンの街で籠城戦を挑む、ということにはならなかった。ゲルメニア族がいつまで経っても、侵攻してこないのだ。何も分からないままでは対処のしようがない。ゲルメニア族相手では…

SRPGアルデバラン王国動乱記~改~ 第137話 血縁

手足はずっと拘束されたまま。牢から出されることもない。不自由があるとすれば、それくらい。レグルスにとっては、それほど不快な生活環境ではない。牢の奥には水が流れている場所があり、体を洗うことが出来る。排泄も水が流してくれるので、不潔ではない…