月の文庫ブログ

月野文人です。異世界物のファンタジー小説を書いています。このブログは自分がこれまで書き散らかしたまま眠らせていた作品、まったく一から始める作品など、とにかくあまり考えずに気の向くままに投稿するブログです。気に入った作品を見つけてもらえると嬉しいです。 掲載小説の一覧(第一話)はリンクの「掲載小説一覧」をクリックして下さい。よろしくお願いします。 

更新!「月の文庫ブログ」掲載小説一覧

月の文庫ブログにて掲載している小説の一覧です。話数が増えてくると、ブログ形式では第一話を探すのが面倒かと思って、このページを用意してみました。 ※2019年11月20日「全話一覧」へのリンク追加 少しずつですが掲載小説は増やしていきたいと思っています…

継ぐ者たちの戦記 第57話 事件はまだ終わらない

誘拐事件の犯人討伐依頼を終えて、勇者ギルドのハイランド王国支店では会議が行われている。犯人は全滅。生きて捕らえることは出来なかったが、それでも新たに分かったことがある。その得られた情報を共有する為の会議だ。 参加者はハイランド王国のアルファ…

奪うだけの世界など壊れてしまえば良い 第47話 今度こそ終わり

王都に帰還した。たった一人での帰還だ。同期たちとは現地で別れた。退魔兵団の本拠地に戻るには、現地からのほうが近いからだ。彼らには本来の仕事には関係がないことに付き合ってもらった。奴らが強引に付いてきたので自分のせいではないけれど、それでク…

奪うだけの世界など壊れてしまえば良い 第46話 愚策

ダンジョンを盗掘から守る立場の駐留騎士団が盗掘を行っていた。王国騎士団にとって、大きな不祥事が明らかになった。王国騎士団だけではなく、王国の信用も傷つける事件。王国騎士団と王国の官僚たちは対応に追われている。 どうしてこのようなことになって…

継ぐ者たちの戦記 第56話 休む間もなく

魔族の犯罪組織。意外にも、その存在はこれまで確認されていない。数人で群れている魔族の犯罪者はこれまでもいた。だが、それは組織と呼べるようなものではない。ただの共犯者だ。種族を超えて魔族を統べることが出来るのは魔王という絶対的な強者のみ。そ…

奪うだけの世界など壊れてしまえば良い 第45話 ひと段落?

真実は明らかになった。細かい点で、元々考えていたこととは違っていたが、概ね彼が話していた通りだ。ダンジョンサチュレーションを起こした犯人は駐屯騎士団の団長。きっかけも彼の言った通り、ダンジョンの奥に踏み入った結果、凶悪な魔物を刺激したとい…

奪うだけの世界など壊れてしまえば良い 第44話 交渉

魔物の脅威は去った。それは喜ぶべきことだ。だが新たな恐怖が私の心に広がっている。本来は。このような思いを抱くべきではない。彼らには感謝しなければならない。我々を、町を救ってくれたのは彼らなのだ。 私の正面に立つ黒髪の男。灰色の瞳のせいか、感…