月の文庫ブログ

月野文人です。異世界物のファンタジー小説を書いています。このブログは自分がこれまで書き散らかしたまま眠らせていた作品、まったく一から始める作品など、とにかくあまり考えずに気の向くままに投稿するブログです。気に入った作品を見つけてもらえると嬉しいです。 掲載小説の一覧(第一話)はリンクの「掲載小説一覧」をクリックして下さい。よろしくお願いします。 

更新!「月の文庫ブログ」掲載小説一覧

月の文庫ブログにて掲載している小説の一覧です。話数が増えてくると、ブログ形式では第一話を探すのが面倒かと思って、このページを用意してみました。 ※2019年11月20日「全話一覧」へのリンク追加 少しずつですが掲載小説は増やしていきたいと思っています…

悪役令嬢に恋をして #50 示された器

王都での戦勝報告会。リオンにとって、幸いにもそれは大袈裟なものではなく、ごく普通の会議形式で行われた。とはいっても、参加者はかなり豪華だ。上座には国王がつき、その左側にはアーノルド王太子、近衛騎士団長、ランスロットと順番に並んでいる。リオ…

勇者の影で生まれた英雄 #87 ゼクソン王の選択

駐屯地に入って休むことを受け入れたグレンだったが、すぐに部屋に入ったわけではない。グレンにはまだまだやることがあった。 まずは投降した兵のもとにいって下手なことをしなければ身の安全は必ず保証すると何度も約束し、兵の不安を消していく。 それが…

勇者の影で生まれた英雄 #86 処遇

反乱軍の兵士のほとんどが、結果として逃亡のような形で投降していった。 それを呆然と見送っていたシュナイダー将軍だったが、いつまでも、そうしている場合ではない。わずかに残った兵をまとめてグレンに向かうか、逃亡するかを迫られることになった。 も…

悪役令嬢に恋をして #49 貧乏領主暇なし

結果は満足出来るものではないが、とにかく魔物討伐任務は完了した。 そうとなれば、速やかにバンドゥに帰って、領政に精を出そうと考えていたリオンだったが、残念ながらそれは叶わなかった。王都での任務完了報告に同行する羽目になったのだ。 国王への報…

勇者の影で生まれた英雄 #85 鎮圧

ゼクソン王国で起きた反乱の情報はウェヌス王国にも届いていた。それを受けて集まった重臣たち。顔ぶれはグレンが知るそれではない。 上座に座るのは王太子であるジョシュア。既に国王は引退も同然だ。元々の怠け癖の上に、度重なる敗戦にすっかり嫌気がさし…

悪役令嬢に恋をして #48 予定外の結末

魔物が去った後のハッカータの街は、賑わいを取り戻していた。それどころか、普段以上に街は喧騒に包まれている。魔物に襲われることなく無事で居られた事に対する祝いの宴が、街のあちこちで開かれているからだ。 それらの宴の主人公は名も無き領軍の兵士た…

勇者の影で生まれた英雄 #84 反乱

ルーティズの北にある正門を抜けたすぐの場所で、多くの兵が集まっていた。その中心にいるのはグレンとザットだ。ザットの弟子たちも一緒。その弟子たちは盛んに出来上がったばかりの兵器の調整をしている。 やがて、それも終わり。試射の開始が告げられた。…

悪役令嬢に恋をして #47 イベント:ハッカータ防衛戦

グランフラム王国南部の最大都市ハッカータ。南部各地に伸びる街道の出発地点であるハッカータの街は、その地理的な利点を生かして、南部最大の商業都市でもある。 隣国、そして南部各地の産物は必ずハッカータに一旦集まり、ここから王国の中央や他の地域に…

勇者の影で生まれた英雄 #83 人材の力

人材、真の意味でそう呼べる人たちが少しずつルート王国に集ってきていた。その中で何といっても大きかったのはザットとその弟子たちだった。 ザットはウェヌス一の武具職人という名声からは想像出来ないくらいに、地味な仕事を行っている。 作っているのは…

悪役令嬢に恋をして #46 引き出された舞台

カマークが復興への歩みを加速させている、その裏で、王国全体はそれとは逆の方向へ進んでいた。いよいよ魔人の活動による被害が大きく、無視出来ないものになってきたのだ。 国境近辺にとどまっていた魔物の目撃情報は、徐々に王国内部に広がり、そして遂に…

悪役令嬢に恋をして #45 更なる一歩

街を訪れる行商人が増えた。宿屋や酒場などの施設は賑わいを見せているが、それだけで終わらせるのは勿体無い。それに接客サービスは、いつか必ず真似する者が出てくる。それだけでは、今の状況を維持する事は難しいのは分かっていた。 そこで新たに設けたの…

悪役令嬢に恋をして #44 絡みあう思惑

城での舞踏会が終わった後、リオンとエアリエルは貧民街に顔を出し、アインたちとの再会を喜び合った。舞踏会とは異なり、賑やかで、気楽な宴を楽しんだ後は、貧民街の状況や進めている他の街への進出の状況などの打ち合わせに三日ほどを費やして、それを終…