月の文庫ブログにて掲載している小説の一覧です。話数が増えてくると、ブログ形式では第一話を探すのが面倒かと思って、このページを用意してみました。 ※2019年11月20日「全話一覧」へのリンク追加 少しずつですが掲載小説は増やしていきたいと思っています…
◇◆◇ エミリー ◇◆◇ 私は何を間違ったのか。思いつくことは多い。そもそも久住が美玲を殺した、は最初から本気でそうは思っていない。久住がストーカーで、彼から逃げる為に美玲は事故にあったが、私が事実だと思っていたこと。でもそれは、かなりの確率で、間…
◇◆◇ ウイリアム ◇◆◇ 兄上が亡くなった。あまりに突然で、信じがたい話。だが近衛騎士が嘘の報告で我々を驚かそうとするはずがない。これは事実なのだ。兄上は亡くなった。でも、何故? 「死因は?」 「恐らくは……殺されたものと」 騎士団長の問いに、これも…
◇◆◇ ウイリアム ◇◆◇ 謎をいくつも残して、カイトは消えた。だが落ち着いて考えてみれば、今までは見えなかったものが垣間見えたのだ。カイトが見せてくれたのだ。見えたものであれば、それを解明出来る。絶対とは言えないが、少なくとも解明を試みることは出…
◇◆◇ ウイリアム ◇◆◇ 大広間に多くの人が集まっている。少し多すぎだと私は思う。和解の場にするのであれば、もっと気安く、寛げる場を設けるべき。今のこの場は仰々しい。緊張感まで漂っている。 対応をまったく理解出来ないわけではない。退魔兵団は敵か味…
◇◆◇ エミリー ◇◆◇ カイトが王都に召喚された。応じるはずがないと私は思っていた。他の皆がどう考えているは分からない。あの日からずっと皆とは気まずいまま。ほとんど話をしていない。それはどちらかというと私のせい。アントンを、榊を信用しきれない。カ…
◇◆◇ ウイリアム ◇◆◇ 王都に帰還した。すぐに緊急会議の開催だ。王国にとって退魔兵団は、蔑視していながらも、重要な存在。その退魔兵団で異変が起きた。それも王国にとって、どう考えても最悪の結果だ。父上も焦るだろう。 会議の参加者は父上と宰相、王国…