月の文庫ブログ

月野文人です。異世界物のファンタジー小説を書いています。このブログは自分がこれまで書き散らかしたまま眠らせていた作品、まったく一から始める作品など、とにかくあまり考えずに気の向くままに投稿するブログです。気に入った作品を見つけてもらえると嬉しいです。 掲載小説の一覧(第一話)はリンクの「掲載小説一覧」をクリックして下さい。よろしくお願いします。 

異伝ブルーメンリッター戦記 #124 すれ違いは続く

ブルーメンリッターはグラスルーツに到着した。ブルーメンリッターと呼んでいるが、それはエカードの、まだ何も為していないが、功績を強調する為。王国騎士団の騎士、兵士をあわせて総勢一万だ。さらに後備として一万が編制されているのだが、これはまだ領…

異伝ブルーメンリッター戦記 #123 邪魔者たち

リリエンベルグ公国の南端。ローゼンガルテン王国によって閉ざされていた領境の関所を抜け、両側を山に挟まれた川沿いの街道を進むこと二日。視界は一気に開け、街道沿いに広がる田園風景が見えるようになる。魔人との戦いで荒廃した姿を想像していたブルー…

黒き狼たちの戦記 第53話 視点が違えば見えるものも変る

ロートが営む食堂。フロアの隅にあるテーブルでヴォルフリックたちは食事をとっている。クローヴィスもセーレンも、ボリスも一緒だ。彼らを黒狼団の拠点である食堂に連れてきたのには訳がある。もちろん、食堂が黒狼団の拠点だと正直に話すことではない。そ…

黒き狼たちの戦記 第52話 優しさが辛く感じられることもある

ノートメアシュトラーセ王国軍部の重臣たちを集めた会議。その場は重苦しい雰囲気に包まれている。また新たな軍事上の難題が沸き上がってきたのだ。ベルクムント王国との戦いを勝利で終わらせた中央諸国連合。だがそれで本当の終わりとはならなかった。さら…

異伝ブルーメンリッター戦記 #122 集う者たち

ゾンネブルーメ公国領での戦いは大きな転機を迎えた。それをもたらしたのはラヴェンデル公国軍。ローゼンガルテン王国の主力軍が公国領の西部でユリアーナ率いる魔王軍に足止めをくらっている一方で、領境を突破してすぐに領内深くに侵入を果たしていたラヴ…

異伝ブルーメンリッター戦記 #121 敵の敵は味方、かどうかは分からない

リリエンベルグ公国領内での戦いは大混戦。三つ巴の戦いは、いよいよその激しさを増している。この状況を仕掛けたのは魔王ヨルムンガンド。アイネマンシャフト王国の拠点建設を妨害するだけでなく、支配地域を拡大させようとシュバルツリーリエを出たアース…