王家への挨拶が終わった後は、彼は父親とも別れて、いつものように会場の隅で一人でいる。王家と王都在住の守護五家の関係者が一同に会している場だが、彼にそれらの人たちと親交を深めようなんて気持ちはない。そんなことは弟に任せておけば良い。どうせ北…
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