空にはまだ白く輝く月が浮かんでいる。夜が明けるまでにはもう少し時の経過が必要だ。ベッドに仰向けに寝たまま、顔だけを横に向けて、窓から見える夜空を眺めながらジグルスは小さくため息をついた。 ジグルスの胸の上に伸びた腕。右腕にあたっている柔らか…
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