月の文庫ブログ

月野文人です。異世界物のファンタジー小説を書いています。このブログは自分がこれまで書き散らかしたまま眠らせていた作品、まったく一から始める作品など、とにかくあまり考えずに気の向くままに投稿するブログです。気に入った作品を見つけてもらえると嬉しいです。 掲載小説の一覧(第一話)はリンクの「掲載小説一覧」をクリックして下さい。よろしくお願いします。 

奪うだけの世界など壊れてしまえば良い 第112話 急展開、というのかな?

◇◆◇ ウイリアム ◇◆◇ 謎をいくつも残して、カイトは消えた。だが落ち着いて考えてみれば、今までは見えなかったものが垣間見えたのだ。カイトが見せてくれたのだ。見えたものであれば、それを解明出来る。絶対とは言えないが、少なくとも解明を試みることは出…

奪うだけの世界など壊れてしまえば良い 第111話 まあ、こういう展開だろうとは思っていた

◇◆◇ ウイリアム ◇◆◇ 大広間に多くの人が集まっている。少し多すぎだと私は思う。和解の場にするのであれば、もっと気安く、寛げる場を設けるべき。今のこの場は仰々しい。緊張感まで漂っている。 対応をまったく理解出来ないわけではない。退魔兵団は敵か味…

奪うだけの世界など壊れてしまえば良い 第110話 モブのはずが色々とあるみたいだ

◇◆◇ エミリー ◇◆◇ カイトが王都に召喚された。応じるはずがないと私は思っていた。他の皆がどう考えているは分からない。あの日からずっと皆とは気まずいまま。ほとんど話をしていない。それはどちらかというと私のせい。アントンを、榊を信用しきれない。カ…

奪うだけの世界など壊れてしまえば良い 第109話 言い訳を考える時間はあったようだ

◇◆◇ ウイリアム ◇◆◇ 王都に帰還した。すぐに緊急会議の開催だ。王国にとって退魔兵団は、蔑視していながらも、重要な存在。その退魔兵団で異変が起きた。それも王国にとって、どう考えても最悪の結果だ。父上も焦るだろう。 会議の参加者は父上と宰相、王国…

奪うだけの世界など壊れてしまえば良い 第108話 外堀が埋められていく感じ

◇◆◇ カイト ◇◆◇ 悲しいことがあった時は、それを考える余裕がなくなるくらい他のことに没頭すること。失恋の痛みは新たな恋で癒す、は選ばない。そんな気分にはなれない。癒せる相手もいない。 ということで仕事に没頭中。実際、無理に忙しくする必要がない…

奪うだけの世界など壊れてしまえば良い 第107話 正解は後で分かるもの

◇◆◇ ウイリアム ◇◆◇ 退魔兵団本部を離れて、元々泊まる予定だった近くの村に戻った。ここで一泊して、明日の早朝には王都に向けて出発する予定だ。退魔兵団が気がかりではあるが、我々だけでどうにか出来ることではない。兵団長となっていたカイトは我々との…