月の文庫ブログ

月野文人です。異世界物のファンタジー小説を書いています。このブログは自分がこれまで書き散らかしたまま眠らせていた作品、まったく一から始める作品など、とにかくあまり考えずに気の向くままに投稿するブログです。気に入った作品を見つけてもらえると嬉しいです。 掲載小説の一覧(第一話)はリンクの「掲載小説一覧」をクリックして下さい。よろしくお願いします。 

奪うだけの世界など壊れてしまえば良い 第85話 何でも人任せってどうなの?

◇◆◇ ミネラウヴァ国王 ◇◆◇ ウォーリック公爵の領地は王国北部にある。カンバリア魔王国との国境がある北に領地を持つ意味。それは王国の盾として頼りにしているということだ。元は王家に繋がる血筋のウォーリック公爵家。王国、国王から信頼を預けられる家だ…

奪うだけの世界など壊れてしまえば良い 第84話 思惑が空回り

◇◆◇ アントン ◇◆◇ ウイリアムとの間に出来た溝が一向に埋まらない。騎士学校の二年目になってからは、誰よりも共に過ごす時間が長くなっているというのに、それは関係改善にまったく役立っていない。「なにを意地になっているのか」と怒りを覚えていた時期も…

奪うだけの世界など壊れてしまえば良い 第83話 憂鬱な旅が始まった

◇◆◇ カイト ◇◆◇ 近頃、嫌なことが続く。もしかして厄年だろうか。厄年って何歳なのだろう。この世界に厄年があるのかも知らないけど。 久しぶりに会ったクズ団長は相変わらず最低な奴だった。殴り殺してやろうかと思ったけど、さすがに王国騎士団長の目の前…

奪うだけの世界など壊れてしまえば良い 第82話 会いたくない奴が来た

◇◆◇ ミネラウヴァ王国騎士団長 ◇◆◇ 退魔兵団の団長は兵士たちによって選抜される。全員参加の投票で選ばれるということになっているのだ。王国から危険視されるような力。それを世襲で受け継ぐというのは望ましい形ではない。この理由から、あまり例を見ない…

奪うだけの世界など壊れてしまえば良い 第81話 これだから偉い人は信用出来ない

◇◆◇ ミネラウヴァ国王 ◇◆◇ これも開戦の兆しのひとつ、ということなのだろうか。カンバリア魔王国の動きが大きくなっているのは間違いない。事もあろうに王国騎士団の騎士の中に悪魔がいた。しかも騎士団長の側近として。あってはならない事態だ。 どのよう…

奪うだけの世界など壊れてしまえば良い 第80話 誰かさんのせいで呼び出し

◇◆◇ カイト ◇◆◇ パトリオットが燃やしてしまったのは鍛錬道具が保管されていた倉庫。幸いにも貴重な品はなく、怪我人も出なかったけど、建物を全焼させてしまったことで騎士養成学校から呼び出しをくらうことになった。当たり前といえば当たり前だけど、どう…