月の文庫ブログ

月野文人です。異世界物のファンタジー小説を書いています。このブログは自分がこれまで書き散らかしたまま眠らせていた作品、まったく一から始める作品など、とにかくあまり考えずに気の向くままに投稿するブログです。気に入った作品を見つけてもらえると嬉しいです。 掲載小説の一覧(第一話)はリンクの「掲載小説一覧」をクリックして下さい。よろしくお願いします。 

継ぐ者たちの戦記 第35話 全ての依頼が正義というわけではない

想定外の結果に終わった盗賊討伐依頼。依頼達成の報告と、若干の不満を伝える為にカテリナたちポラリスのメンバーは依頼主の屋敷を訪れた。 指名依頼は一般の依頼に比べて信頼性が高い。そうであるはずなのに今回、ただの盗賊討伐のはずが、相手は魔法を使う…

継ぐ者たちの戦記 第34話 立場が違えば見え方は変わる

指名依頼の内容は盗賊討伐。十人ほどの盗賊が森の中にアジトを築いて、近隣の村を襲っている。その盗賊の討伐を行うというものだ。人族を殺すという点については不安があったカテリナだが、逆に言えば、その点にしか不安を覚えていなかった。倍の数とはいえ…

継ぐ者たちの戦記 第33話 残された時間

洞窟調査の依頼を終えたアークとミラだが、すぐにまた仕事に入っている。また指名依頼だ。ただし、今度は二人だけ。ブレイブハートとして引き受けることになった。二人だけで任せても問題ない。モードラック支店長がこう判断した結果だ。 依頼の内容は洞窟に…

継ぐ者たちの戦記 第32話 過大評価では?

ハイランド王国軍の大将軍は二人いる。一人はアークの父、ベクルックス=ウィザム。将爵の爵位を持つ貴族でもある。もう一人はラードガ=スペイサイド。スペイサイド家は人魔大戦前からハイランド王国に仕える騎士家で、幾人もの将、そして大将軍を排出して…

継ぐ者たちの戦記 第31話 妖魔にも暮らしがあった

地中とは思えない明るさ、広大な空間。妖魔の気配を察知して、ここまで追いかけてきたアークだったが、目の前に広がる光景に驚き、足を止めてしまった。追っていた妖魔の姿も光に照らされて、はっきりと見える。 ゴブリンだ、ただ、そのゴブリンは馬ではない…

継ぐ者たちの戦記 第30話 下っ端は大変だ

洞窟調査の指名依頼に参加することになったアークたちだが、実際に洞窟に向かったのはホープから話を聞かされてから半月が経ってからになった。その間は勇者ギルドの訓練場で、五人での連携を主に、訓練を行っていた。初めて組むメンバー。さらにメンバーの…