月の文庫ブログ

月野文人です。異世界物のファンタジー小説を書いています。このブログは自分がこれまで書き散らかしたまま眠らせていた作品、まったく一から始める作品など、とにかくあまり考えずに気の向くままに投稿するブログです。気に入った作品を見つけてもらえると嬉しいです。 掲載小説の一覧(第一話)はリンクの「掲載小説一覧」をクリックして下さい。よろしくお願いします。 

黒き狼たちの戦記 第81話 強過ぎる想いは時に歪みを生む

アルカナ傭兵団の全団員が参加可能な競技大会。その成績によって傭兵団内の序列が決まり、従士であれば上級騎士に取り立てられチームを持つことが出来るという特別待遇が得られる。そんな団員であれば誰もが興味を惹かれるネタをぶち上げて、軍法会議の話題…

黒き狼たちの戦記 第80話 さすがにこれは怒って良いと思う

長期間の任務を終えてノートメアシュトラーセ王国の王都シャインフォハンに帰還したシュバルツたち。そこで待っていたのは思いがけない展開だった。またシュバルツが軍法会議にかけられることになったのだ。告発者はルイーサ。罪状は任務中に意図的に敵を利…

黒き狼たちの戦記 第79話 人をネタにして妄想するのは止めて欲しい

愚者の任務に関して、一部はまだ情報制限がかかっているが、そのおおよその内容は一般団員も知るところとなっている。もともと良くも悪くも目立っていて、その動向が注目されていたシュバルツ。その彼と愚者のメンバーの姿が一年以上、見られなかったのだ。…

黒き狼たちの戦記 第78話 相性ってやっぱり大事だと思う

ヘルツに会って話を聞き、事実関係をある程度確かめることが出来たカーロは、シュバルツに情報を届けてもらう手筈を整えた上で、城近くにある屋敷に向かった。ズィークフリート王子が謹慎期間中に過ごす場所として用意された屋敷だ。謹慎中だとしても、城か…

黒き狼たちの戦記 第77話 近づく心もあれば遠ざかる心もある

山中の拠点で待機していたキーラたちと合流して、シュバルツたちは山越えで隣国のベルクムント王国に向かった。アルカナ傭兵団としてのシュタインフルス王国での任務は終わり。そのまま自国に帰還することになる。 シュタインフルス王国に残ったのは教会に捕…

黒き狼たちの戦記 第76話 貧民街の秘密

愚者の任務は終了した。まだシュバルツたちは帰還途中で、今どこにいるのか本部では把握出来ていないが、報告は届いている。帰還後の任務完了報告を行うつもりがないのではないかと思うくらいに、詳細な報告が。 その報告内容についてディアークたちは話し合…