月の文庫ブログ

月野文人です。異世界物のファンタジー小説を書いています。このブログは自分がこれまで書き散らかしたまま眠らせていた作品、まったく一から始める作品など、とにかくあまり考えずに気の向くままに投稿するブログです。気に入った作品を見つけてもらえると嬉しいです。 掲載小説の一覧(第一話)はリンクの「掲載小説一覧」をクリックして下さい。よろしくお願いします。 

更新!「月の文庫ブログ」掲載小説一覧

月の文庫ブログにて掲載している小説の一覧です。話数が増えてくると、ブログ形式では第一話を探すのが面倒かと思って、このページを用意してみました。 ※2019年11月20日「全話一覧」へのリンク追加 少しずつですが掲載小説は増やしていきたいと思っています…

災厄の神の落し子 第86話 過保護

魔獣オリオンと一週間の時を過ごして帰宅したリルたち。戻ってすぐにリルは登城することになった。ルイミラ第三妃からのお召しを受けてのことだ。呼び出されたのはリルだけ。ローレルは一緒ではない。それに疑問を抱いていても登城しないわけにはいかない。…

災厄の神の落し子 第85話 新たな絆

エセリアル子爵屋敷に戻って半月。リルはまた帝都を離れることになった。正しくは帝都外壁の内側なので広義の帝都内ではある。怪我が完治したといえる状態ではないリルが帝都を離れたのは治療の為。怪我の治療に良いといわれる温泉に向かったのだ。治療が必…

災厄の神の落し子 第84話 明かされた真実

発見されたリルは、その場で応急処置を受けた上でエセリアル子爵屋敷に運ばれた。イザール侯爵家ではないのはリルの希望だ。特別な意味はない。リルが普段暮らしているのはエセリアル子爵屋敷。家に帰るとなれば、それはエセリアル子爵屋敷になるだけのこと…

災厄の神の落とし子 第83話 幸運なのか不運なのか、どっち?

何故こんなことになったのか。遥か上にわずかに見える光を見上げながらリルは考えている。帝国騎士団に同行しての課外授業の途中のことだった。希望者だけが参加する課外授業だったが、リルは悩むことなく参加を決めた。実戦経験を、それが魔獣相手のもので…

黒と白の動乱記 第14話 面倒ごとが増えていく予感

任務を終えた第十特務部隊。部隊として認められる戦功はなかったが、隊員である白夜の働きはかなり高い評価を得ることになった。これは白夜個人のことであっても、部隊として喜ぶべきことだ。喜ぶべきことであるはずなのだが、部隊にはそういう雰囲気はない…

黒と白の動乱記 第13話 ありがた迷惑という言葉を知ってほしい

任務を終えて、帝都に帰還した白夜。旅の汚れを落とし、腹ごしらえをし、銀子と音子と三人での談笑の時間を過ごしたあとは、早めの就寝。実際に寝たわけではない。音子を自分の部屋で寝かせ、銀子と二人の時間を楽しんだのだ。今回は二人にとって出会ってか…